肝臓病

肝臓は人間の体の中で最も大きな臓器です。
肝臓病の主なものには肝炎、肝硬変、肝がんなどがあります。

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肝炎

肝炎とは、肝臓が炎症を起こし、体がだるい、食欲がない、吐き気、黄疸などの症状が出る病気です。
原因であるウイルスや薬物、毒素、細菌などに感染してすぐに症状が出て、数週間で治まる急性肝炎と、炎症が持続する慢性肝炎とがあります。
また、急性肝炎が急激に悪化して生死に関わるほど重症になるものを劇症肝炎といいます。
肝炎にはA型、B型、C型があります。

肝硬変

肝硬変とは、肝臓の細胞が破壊され続けてその代わりに線維が増え、肝臓が萎縮して硬くなり、肝臓の機能が低下してしまう病気です。
昔は肝硬変の原因の大半はアルコールだといわれていました。
しかし、C型肝炎が発見されてからは、肝硬変の最大の原因はC型肝炎であり、全体の約70%弱にも上ることがわかってきました。
2番目に多いのはB型肝炎で約20%弱、3番目がアルコールで約10%程度です。
ほかに自己免疫性肝炎なども肝硬変の原因としてあげられます。
肝硬変は、初期の頃にはほとんど自覚症状がなく、進行すると全身倦怠感や疲れやすい、食欲がないなどの症状が出てきます。
さらに悪化して肝機能が落ちてくると、黄疸や腹水、女性化乳房(男性の乳房が大きくなってくること)など、さまざまな症状が現れてきます。

肝臓がん

肝臓からがんが発生した原発性肝臓がんには、肝細胞ががん化した肝細胞がんと、肝臓の中にある胆管の細胞から発生する胆管細胞がんとがありますが、肝細胞がんは日本など東南アジアやアフリカに多く、欧米には少ないといわれています。
男女比はだいたい7対3と男性の方が多く、男性のがんによる死因の第3位、女性の第4位に位置しています。
肝細胞がんの原因の約70%はC型肝炎で、B型肝炎は約20%で、肝硬変など慢性の肝障害からがんに進行するため、手術療法や放射線療法、化学療法などがんの進行度や合併症、全身状態に合わせた治療が行われます。

感染に注意しよう

肝臓病を防ぐには、まず肝炎ウイルスや汚染された食べ物に感染しないようにすることが大切です。
A型肝炎が発病しやすい地域に行く場合は必ず予防接種を受け、現地での生ものの飲食は避けましょう。
B型肝炎やC型肝炎の場合は、血液感染や性行為感染に注意することが大切です。
薬物依存者の間での注射器の使い回しや、無防備なセックスは危険です。
入れ墨や鍼(はり)、ピアスの穴開けなども、道具の消毒が不十分だと感染が広がる恐れがあるので気をつけましょう。
供給血液のC型肝炎ウイルスの検査ができなかった1989年以前に輸血した人は、厚生労働省のホームページで医療機関が公表されていますので、気になる場合はチェックしてみましょう。

肝臓病を防ぐためのセルフケア

肝臓病を治療したり、予防したりするには、肝臓をいたわる食事をしましょう。
肝臓の負担を減らし、健康を維持していくためには、栄養バランスのよい食事を1日3食きちんと食べることが大切です。
 ●タンパク質を十分とる ●糖質や野菜もバランスよく食べる ●アルコールは適量に留める ●便秘解消を ●心身の休息を